スポーツ選手にとって、拇指球荷重で動くことは前後左右への方向転換や急激なダッシュするために必須の感覚と言えるのではないでしょうか。
ただし、拇指球に荷重するというのができない人にとっては、その感覚を養うのは至難の業かもしれません。
そんな方は10円玉を使うだけで自然と拇指球に荷重しやすくなります。
足裏の感覚、踏ん張る力を手に入れると、パフォーマンスの向上に繋がりやすくなります。
10円玉スクワットのやり方
やり方はとっても簡単。まず10円玉を二枚準備してください。
10円玉を拇指球の下に置いて、ゆっくりスクワットを繰り返していきましょう。
※もしお金を直接踏むのがイヤな場合は、ダンボールなどを10円玉のサイズに切り取って使っても問題ありません。
普段、何気なくスクワットをやると親指側が浮いてしまう方でも、拇指球の下に10円玉があるだけで自然に足裏で踏ん張りやすくなります。
10円玉を入れたまま10回スクワットをした後に、10円玉を外してスクワットをすると残存効果で足裏で踏ん張りやすいままで動作を繰り返すことができますね。
例えば、ダンボールを切り抜いたものですと、それを入れたまま走ることもできるのでオススメです。
なぜ10円玉があるだけで踏ん張りやすくなるの?
これまでの生活で拇指球を意識せずにプレーをしていた選手にとって、
「そこを意識して動きましょう」
というのは非常に難しいもの。そんな簡単に意識できるようになるのでしたら、誰でも世界チャンピオンですよね。
体の中でも触覚への反応は敏感なので、拇指球の下に10円玉を置いておくことで他の部分よりも意識しやすくなるのです。
無意識に意識しやすくなる、という表現の方がいいかもしれません。
これを何度も繰り返していくうちに、10円玉なしでも自然と拇指球荷重で動きやすくなっていると思います。
終わりに
10円玉(ダンボール型でも)が二枚あるだけで、足裏の感覚は大きく変わってきます。
意識しようと思ってもなかなか踏ん張りが効かない、という選手hじゃ一度試してみる価値があると思います。