テーピングの基礎知識|テーピングの効果を最大限高めるためには?

テーピング

競技をしていると、どれだけ気をつけていても怪我をしてしまう可能性があります。痛みがなくなったとしても、関節の不安定感が続いたり、走ろうとすると筋肉の張りを感じてしまうことはあります。

テーピングをすることで、競技に復帰する際の不安感がなくなり、競技復帰を早める効果も期待できます。このページではテーピングの目的やテープの種類、注意点などを紹介していきます。

テーピングの目的

テーピングは主に3つの目的に合わせて行なっていきます。今、自分がどんな状態でどんな動きを制限したいのか、どの方向に動かせるようになりたいのかを明確にしておくと、テーピングの効果は高まります。

関節の固定

テーピングの大きな目的の一つに関節の固定があります。スポーツをしていると、捻挫や膝の靭帯損傷といった関節のケガはどうしても起きてしまいます。

関節は靭帯という硬い組織で支えられていますが、足首や膝をひねってしまうと靭帯を損傷してしまいます。靭帯は一度痛めてしまうとなかなか修復できないため、靭帯損傷後は関節の安定性が落ちてしまうのです。

痛みがなくなり競技に復帰しようとしても、関節の不安定性はなかなか戻らないため、そのサポートとしてテーピングを使います。

筋肉の圧迫

練習量が増えてくると筋肉にかかる負担も増えてきて、ストレッチや入浴などのケアをしてもなかなか回復しないこともあります。その状態で練習を繰り返すと、肉離れのような筋肉系のケガにつながってしまいます。

ハムストリングスなどのように長い筋肉は、筋肉の伸び縮みの距離が長いので筋肉にかかる負担は大きいです。

疲労が溜まってきて筋肉が硬くなってきたり、うまく反応していない時に肉離れを起こしやすく、筋肉をテーピングやサポーターで圧迫してあげることで筋肉にかかる負担を減らしてあげます。

筋肉のサポート

キネシオテープのように筋肉の方向に沿ってテーピングをすることで、筋肉の動きをサポートしてあげます。筋肉の動きに合わせて皮膚も動くため、筋肉が動く方向に沿ってテーピングをしてあげるとスムーズに関節の曲げ伸ばしができるようになります。

テーピングの種類

テーピングを適切に行うには、目的にあったテープを準備する必要があります。目的にあっていないテープを使うと、ほぼ効果は出ませんので注意してください。

ホワイトテープ

今回、紹介するテープの中で唯一伸び縮みしない非伸縮性のテープです。部活をしていてテーピング用のテープというと、このテープを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

伸び縮みしないので、主に関節の固定のために使います。よく使われるのは足首や手首といった、関節部分が細くて可動域が大きい部分ですね。

ホワイトテープは伸び縮みしない分、関節の形状に合わせてテーピングをするのに技術が必要です。無理な方向に引っ張ると、ケガとは違う痛みを引き起こすこともあるため要注意です。

ハード伸縮

伸縮性があり、硬めのテープです。関節の固定はしたいけど、完全に固めてしまうと身動きは取れないという部位に最適です。

主に膝や肩といった部位に使われます。膝の曲げ伸ばしはしたいけどひねりは抑えたい、肩の脱臼は防ぎたいけど腕は振りたい、といった特定の動きを制限することに適しています。

引っ張る方向やテープの太さで強度が決まります。通常、ハード伸縮とホワイトを組み合わせると、非常に効果的なテーピングをすることができます。ただし、ハード伸縮は厚みがあるため足首に使いすぎると靴が合わなくなることも考えられます。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B075WV3LVX” title=”LINDSPORTS スタンダード伸縮 スモールパック 50mm × 4.6m 6本/セット”]

ソフト伸縮

主にテープが肌からずれないようにするアンカーの役割や、テープ全体が剥がれないようにするカバーの役割で使われます。

予算に限りがある場合には、使われないことも多いです。手で簡単に切れるため、出血した際にパッドで抑えることもできるためあると重宝します。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00H7T85HM” title=”Mueller(ミューラー) ティアライトテープ ベージュ Tear light Tape Beige 50mm [6個入り] ソフト伸縮テー…”]

キネシオロジーテープ

主に関節のゆるい固定や、筋肉の動きのサポートをすることに適しています。肌に直接貼ることができ、伸び縮みもするので手軽に使うことができるので、特別な知識がなくてもセルフテーピングをしやすいテープです。

密着性が高く薄手なので動きを邪魔することは少ないが、固定力はそこまで高くないのでしっかりと固定したいという場合にはあまり向いていません。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B071KK5X8C” title=”2巻入 テーピングテープ キネシオ テープ 筋肉・関節をサポート 伸縮性強い 汗に強い パフォーマンスを高め…”]

アンダーラップ

ホワイトテープや伸縮テープを直接肌に貼ってしまうと、皮がむけてしまうことがあるため、皮膚の保護するために使います。

薄手で伸縮性がある反面、テープ自体の強度はなく、あくまで皮膚の保護用と捉えてください。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00M0N373W” title=”Dメディカル アンダーラップ D-ラッププラス スモールパック 70mm×27m/4本”]

自着テープ(ホースラップ)

テーピングというよりは、どちらかというとバンテージの役割に近いテーピングです。特殊な接着剤を使用しているため、肌にはくっつかずテープ同士でくっついて固定します。

頭部など毛が多い部分や、靴の上から巻いて靴が脱げないように固定したいという場合に用いられる場合が多いです。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00IFSACBG” title=”ホースラッププラス ブラック 18本入”]

テーピングをする際の注意点

テーピングの効果を最大限得るためには、いくつか注意しておきたいことがあります。

毛を剃る

テープを貼る部分の体毛は剃るようにしておきましょう。足首や膝まわりなど体毛が濃いと、せっかくテーピングを施しても皮膚から浮いてしまって密着してくれません。

テープの密着力を高めるタックスプレーというのもありますが、今度は剥がすのが大変になります。

男性の場合、脚の毛を剃ることに抵抗があるかもしれませんが、そのちょっとした努力で怪我の再発を防ぐことができるのであれば、細かいことは気にしないようにしましょう。

皮膚面の角度を理解する

太ももやふくらはぎは、円柱状ではなく円錐形(下にいくほど細くなる)になっています。円柱の気持ちでテープを貼っていくと、局所的な皮膚への食い込みが強くなり、余計な痛みが出てしまう場合があります。

また、足首のように凸凹が多い箇所では、表面の形状がどうなっているかを理解しておかないとテープを肌に密着させることはできません。

手で触って形をある程度イメージしておくと、テープを貼る角度も意識しやすくなります。特に伸縮性のないホワイトテープを用いる時はイメージが大切です。

準備運動をする

関節部分を動かしていない状態でいきなりテープをしてしまうと、関節部分は固まりすぎてしまいます。血流がない状態は関節への負担が大きく、痛みが強くなることもあります。

足首をテーピングする場合ですが、テープをする前に足首の曲げ伸ばしやグルグル運動をしておくことで、周辺の筋肉が緩んでくれるのでテーピングをしても余計な負担が出にくくなります。

テーピングの目的を理解しておく

そのテープは固定するために行うのか、筋肉の動きをよくするために行うのか。その目的によって、テープの引っ張る方向や力のかけ方も異なります。

ネットでは様々な方法が公開されており、足首のテーピングだけでも何種類もあります。合う・合わないもありますので、テーピングの効果を感じなかったり痛みが出た場合には他の方法を試すこともアリです。

皮膚のトラブル

テーピングは直接肌に貼り付けるため、皮膚のトラブルが起きやすいのが難点でもあります。

  • テーピングずれ
  • テープをはがす際に皮膚もはがれる
  • 皮膚のかぶれ

などはよく起きる問題です。肌が弱くかぶれやすい方はテーピングではなくサポーターという選択肢もあるので、それも頭に入れておくといいかもしれません。

テーピングを外す際の注意点

テーピングをはがす際には一気にはがさず、慎重にはがすようにしてください。一気にはがすことで皮膚まではがれる可能性もあります。

足首や膝など強い固定をするテープは、専用のハサミを使って外すようにします。通常のハサミですと刃先が皮膚に刺さりやすく、出血の恐れがあります。また、ハサミを入れる時はテープの端を持ち上げて空間を作りながらハサミを進めていくと、うまく切ることができます。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B000ARUOTA” title=”ニチバン バトルウィンテーピングシザーズ 全長160mm 刃長30mm フッ素コーティング加工”]

まとめ

テーピング自体に怪我を治す効果は期待できません。やはり怪我をした後は、適切なリハビリやトレーニングで患部を鍛えておく必要があります。

それでも競技に復帰する時は不安がありますし、疲れが溜まってくると自分ではどうにもならない時もあります。そういった時にテーピングを活用することで、不安なく競技をすることが期待できます。

タイトルとURLをコピーしました