走っている時や歩いている時に足の甲が痛くなってしまうことがあります。足の甲に痛みが出た時には、主に
- 中足骨の疲労骨折
- リスフラン関節の捻挫
- 足の腱鞘炎
といった症状が考えられます。
今回は、リスフラン関節の捻挫の痛みを和らげるテーピングの方法を紹介したいと思います。
リスフラン関節ってどこのこと?
リスフラン関節は、足の甲の部分にある関節のこと。
走り出しの時に踏み込んだ瞬間や、切り返しの時に踏ん張った瞬間に、足の裏がねじれてしまうと痛めることが多い部分です。
切り返しが多いスポーツでは起こりやすい怪我です。
テーピングのやり方
テープは細いキネシオロジーテープ(25mm幅)を準備して下さい。なければ、50mm幅のテープを縦半分に切って使えば問題ありません。
リスフラン関節を安定させる
関節部分を上下で挟むようにして動きを安定させます。
足首に近い方は、内側から外に向けて貼っていきます。軽く引っ張りながら、ぐるっと一周貼っていきましょう。
次に指に近い方は、逆に内側に向けて貼り始めて足裏を通って外側から戻ってきましょう。
こちらも軽く引っ張りながらで問題ありません。
こんな感じでリスフラン関節の捻挫した部分を挟み込むようにして貼っていくと、関節にかかる負担を減らすことができます。
足裏のアーチをサポートするテープ
リスフラン関節の動きを抑えたら、次にアーチをサポートするテープを貼っていきます。
拇趾球からカカトの裏側に向かって貼っていき、カカトの裏をぐるっと回って拇趾球まで戻ってきます。
これで終わりです。
踏み込む瞬間の不安定感や痛みを抑えることができるので、歩いたり走ったりするのが楽に感じると思います。
テーピング以外にやるべきこと
テーピングはあくまで補助的な手段ですので、足首周りの強化もやるようにして下さい。テーピングだけに頼ってしまうと、体は慣れてしまいますので。できることは、
- 足指を動かすタオルギャザー
- 指先のグーパー運動
- 足首のストレッチ
などがおすすめです。
足裏のアーチがしっかりと機能していないと、地面に足をついた時に不安定になってしまいます。
指先が動かなかったり、足首が固い選手が足の甲を痛めることが多いので、意識して動かすようにして下さい。