怪我をした時のRICE処置

基本的には傷跡がない(やけども含め)どのケガにおいても有効と言える応急処置方法です。これを知っておくだけで、ケガからの復帰タイミングが早くなります。RICE(ライス)とは、

R:Rest=安静
I:Ice=冷却(アイシング)
C:Compression=圧迫
E:Elevation=挙上

の頭文字をとったもので、足首の捻挫やハムストリングスの肉離れ、太ももの打撲などあらゆるケガに対応できます。

RICE処置の効果

肉離れや捻挫のようなケガをすると、筋肉や靭帯を痛めるだけでなく、周囲の血管も傷ついてしまいます。ここから血液がもれてくると内出血を起こし、関節に腫れを起こすのです。

内出血自体は自然の反応なのでいいのですが、一箇所に血が集まりすぎるとその部分には大量の酸素が必要になります。そうなると、傷ついていない周辺の細胞には酸素が行き届かなくなり、周辺の細胞がダメになってしまうのです。

そのため、腫れと内出血を抑えるためにRICE処置を行い、周りの細胞を守ってあげることが必要となってきます。

RICE処置のやり方

RICE処置は難しい方法ではありません。誰でもどこでもできるので、ケガをしてから3日間はとにかく続けるようにしてください。

R Rest 安静

まずは何はともあれ安静です。痛みがあるのにプレーを続けると、その部分がさらにひどくなるだけでなく、それが原因で二次的なケガを起こす場合があります。

I Ice 冷却(アイシング)

次に冷やします。できるだけ氷を使い、患部を冷やしてあげることで内出血を最低限に抑えることができます。一回のアイシング時間は20分が目安となっています。コールドスプレーは一時的なものですし、湿布などは急性期にはほとんど効果がないので、できるだけアイシングをするようにしましょう。

C Compression 圧迫

冷やしたら包帯やバンテージで氷ごと圧迫をします。そのままにしておくと、どんどん腫れ上がってくるのでそれを防ぐ効果があります。アイシング中はもとより、アイシングが20分終わって氷をはずしたあとも軽く圧迫しておくと効果的です。

E Elevation 挙上

痛めた部位には血液がどんどん流れるようになるため、心臓より下にあると腫れがでやすくなります。心臓より高いところに置けるようにしましょう。

急性期のRICE処置の流れ

スポーツ中に急なケガをしてしまった場合は、すぐにその場から離れてRICE処置をしましょう。その場に氷がないときはバンテージで圧迫だけでも結構です。

RICEを20分行ったら、氷をはずして40分圧迫だけで安静にします。これを一日5~6回は繰り返すようにして、3日間は同じように行います。ケガをしてから72時間というのはとても重要になるので、この3日間はとにかく徹底してRICE処置(挙上ができないときはアイシング+圧迫だけでも)を行うようにしてください。

ただし、骨折や靭帯断裂などの可能性もありますので、医師の診断を仰ぐためにもできるだけすぐに病院を受診することをオススメします。

 
2011_060201121

ABOUTこの記事をかいた人

東京都府中市にあるコンディショニングサロンめんてなの運営、アメフトや野球チームでのトレーナー活動を行っています。このブログを通じて、ケガを予防するためのセルフコンディショニングの方法がもっと一般的になればと思っています。