入浴が疲労回復に効果的な3つの理由を探る

昔から体に溜まった疲れを抜くためには、ゆっくりと湯船に浸かるのがいいと言われていますね。冬は自然と長風呂になってしまいがちですが、夏は暑いので湯船に浸かることをためらってしまいます。

特に一人暮らしでユニットバスを利用している方にとっては、ゆっくりと湯船に浸かることはなかなか難しいかもしれません。それでもハードな練習を続けていくためには、いかに疲労をためずに翌日を迎えることができるかにかかっています。

その日の疲れはその日のうちに。できることからやっていきましょう!

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お風呂に浸かった方がいい3つの理由

疲労回復にはシャワーだけでなく、できるだけ湯船に浸かった方が望ましいです。それにはいくつかの理由があります。

浮力効果

地上で生活していると必ず体にかかっている力があります。それは、重力ですね。普段気にすることなく生活しているわけですが、重力に耐えるために力を発揮し続けていなければいけません。

スペースシャトルに乗った宇宙飛行士が、地球に戻ってきた時に脇を抱えられて歩いている姿を見たことありませんか?あれは無重力空間で生活していると地上の重力に耐えることができなくなるから。それだけ体にかかる重力は大きなものなんですね。


水の中では浮力が働くので、体にかかる重力を軽減することができます。

立っている姿勢で水の中に入ると、
■膝下まで水に浸かる→約10%の浮力が働く
■骨盤まで水に浸かる→約50%の浮力が働く
■鎖骨まで水に浸かる→約90%の浮力が働く
と言われています。

これだけの浮力が働けば、使いすぎで凝り固まった筋肉や負担がかかった関節もストレスから解放してあげることができますね。

水圧効果

意外と知られていないのが、お湯からかかる水圧の効果。プールや海などに深く潜れば潜るほど、体には徐々に圧がかかってきますよね。

地上にいるよりも体を締め付けてくれるわけです。

その結果、血液の流れ、特に末端から心臓に戻る時の血液の流れを手助けしてくれます。もともと、末端から心臓まで血液を戻すにはふくらはぎや足の指の動きが必要になります。

足の動きが悪くなると老廃物が戻らなくなってしまい、むくみや疲労の原因となってしまうのです。水圧があることで、これらの流れを自然に作ることができます。


最近、流行りのコンプレッションウェアはこの効果を動きながらに実現してくれる商品です。いわゆる着圧ですね。

■全身に圧をかけることで、血液の流れを良くして疲労を溜めにくくする
■筋肉の振動を抑えることで無駄なエネルギーのロスを抑える
■関節の動きをサポートしてケガを予防する

結果、パフォーマンス向上につなげるという優れものです。水圧から少し離れてしまいました。。。

温熱効果

あとは何と言っても温熱効果ですね。筋肉の温度が上昇することで、酸素の利用効率が上がると言われています。筋温が1℃上昇するごとに細胞の代謝率が13%増加するそうなので、新陳代謝の活性化を促進してくれるわけです。

気をつけるべき点は温度。

38〜40℃までは副交感神経優位に働くのですが、40℃を超えると徐々に交感神経優位へとスイッチしてしまいます。運動後のリラックスしたいときは、ぬるめのお湯にしっかりと浸かることをお勧めします


温熱効果だけ見るとシャワーだけでも良さそうですよね。でもお湯にしっかりと浸からなければいけない理由があるんです。それは時間!

温かいお湯を浴びたからといって、筋温はすぐに上昇しません。約10〜15分ほどかけてゆっくりと上昇していきます。5分くらいで温かくなったからといって出てしまっても、芯まで温まっていないためすぐに冷めてしまいます。

逆に15分くらいかけてゆっくり上昇した筋温は、その後30分ほどかけてゆっくりと元の温度に戻ります。だから、お湯に浸かった方がいいんです。

入浴後のストレッチ

入浴後は筋肉がリラックスできている状態になるので、ストレッチをするのに最適のタイミングと言えます。いつも以上に伸ばすことができると思いますが、無理は禁物。

気持ちがいい範囲でゆっくりと伸ばしてあげましょう。この時も体を冷やさないように注意してください。

特に太ももの裏やふくらはぎ、股関節、肩甲骨周りを入念に伸ばしておきます。深い眠りにつくことで、翌日も快適な1日を過ごしてください!

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ABOUTこの記事をかいた人

東京都府中市にあるコンディショニングサロンめんてなの運営、アメフトや野球チームでのトレーナー活動を行っています。このブログを通じて、ケガを予防するためのセルフコンディショニングの方法がもっと一般的になればと思っています。