熱中症予防

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 熱中症対策はスポーツをしている人にとって、避けては通れない道と言えるかもしれません。

 強い日射しのもとで行う屋外球技だけでなく、バドミントンやバスケットボールのように体育館で行うスポーツでも熱中症を起こす危険性があるのでくれぐれも注意しましょう。

熱中症の原因

 熱中症は暑さによって体温を調節する機能が乱れてしまうことで起こる症状です。要因としては環境の変化だけでなく、自身の体調なども深く関わってきます。

【環境要因】気温や湿度の上昇、風がない、日射しが強い
【身体要因】体内の水分・ミネラル不足、睡眠不足、暑さに慣れていない

 ヒトが体内の熱を外に出す方法は二種類。一つ目は皮膚の表面から空気中に熱を放散する方法ですが、気温が体温よりも高くなると熱の放出が難しくなります。二つ目は汗をかいてその汗が蒸発することで熱を放散しますが、湿度が75%を超えると汗が蒸発しにくくなってしまいます。

 特に注意が必要なときは、梅雨明けで湿度も高く急に気温が上がったとき。身体が暑さに慣れていないときは、体温調節がうまく機能しないときがあります。また、室内にいるときでも熱がこもるので熱中症になることがあるので要注意です。

熱中症の分類

 熱中症は大きく4つに分類することができます。それぞれのグレードによって症状は変わりますが、頭痛や虚脱感などあるときはすぐに病院を受診するようにしてください。

分類
名称
重症度
症状
Grade.1
熱失神
軽度
暑さで血管が開いて血圧が下がっている状態。めまいや立ちくらみのような症状。
Grade.1
熱痙攣
軽度
脚や腹などの筋痙攣。多量の発汗による血液中の塩分濃度低下が原因。
Grade.2
熱疲労
中度
頭痛や吐き気、虚脱感などぐったりして力が入らない状態。
Grade.3
熱射病
重度
まっすぐ歩行ができない、呼びかけにうまく応答できない、汗が止まっているという深刻な状態。緊急を要する。

熱中症になってしまったら

 どんなに注意をしていても熱中症になってしまうことはありますし、身近なチームメイトが熱中症で動けなくなってしまうこともあります。熱中症になってしまったときでも、迅速に対応できるようにしておきましょう。

 軽度なときには、まず涼しい場所や日陰に移動して水分・ミネラルを摂取するように心がけます。夏場はいつもよりも濃い目のスポーツドリンクとうちわを用意しておくと、いざというときの助けになります。身体を締め付けているズボンのヒモを緩め、靴と靴下を脱ぐだけでも熱が逃げてくれます。

 もし手元に氷がある場合には、わきの下・首元・鼠径部(股間)に氷をあてることで体内の熱が下がりやすくなります。

 明らかに動きが取れない、ろれつが回っていない、震えているという症状が出ている場合は、すぐに救急車をよんで病院に行くようにしてください。一刻を争います。

熱中症にならないために

 熱中症にならないためには、環境に慣れておくことと、日々の体調を管理することが大切になります。
 
 仕事の都合により日中はエアコンが効いている室内にいることが多いという方は、できるだけ空き時間に外を歩くようにして太陽に慣れてください。汗をかくクセをつけておくだけで、体温調節がスムーズにしやすくなります。

 体調を維持するために、十分な睡眠時間を確保し、バランスのよい食事を心がけましょう。一度に睡眠を取れない方は、昼間に15分でも昼寝をするだけでも十分効果があります。食事に関しては、特にビタミンB群やミネラルの摂取が重要になります。肉や豆類にはビタミンBが多く含まれ、海藻類にはミネラルが豊富に含まれています。お味噌汁は熱中症対策の食べ物としては非常に優れています。

身体の管理

 自分の体調を管理するために、いくつかのチェック項目を作っておくといいかもしれません。チェック項目としては、

*脈拍
*体温
*尿の色
*睡眠時間

などを毎日チェックしておくと、体調の変化に気づきやすくなります。もし体調が悪いと感じたときは、無理に運動をしないという選択もありと言えます。


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