【オススメ本】青トレ 〜青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ〜

2017年、見事に箱根駅伝三連覇と大学駅伝三冠を達成した青山学院駅伝チーム。その原動力がどこにあるのか。この本が教えてくれそうです。

世の中にはセルフコンディショニングの本が数多くあります。その中でも非常にわかりやすい内容となっています。

準備運動の大切さ

まず注目すべきは冒頭の一文。

準備運動は儀式ではない

準備運動と一言に言っても、チームによって取り組む姿勢が全く違います。準備運動の流れを見ているだけで、どれだけ考えられているかを垣間見ることができると思います。

ウォーミングアップの最大の目的は体を温めることで体の機能を高めることですが、それ以外にも集中力の向上、正しい動き方の確認など様々な効果が挙げられます。

肩甲骨周りや股関節周りの可動域を広げることと、それをつなぐ体幹部の安定性がパフォーマンスの鍵を握っています。ただ、体幹を固めるだけでも意味はないし、肩周りが柔らかく動くだけでも機能しません。

それらを連動して動かすためにも準備運動での意識の差が影響するのです。


この本を手に取ったら、まず最初のPrologue Talkに目を通してください。これだけでも方法論を学ぶことも大切ですが、それを実行する上での心持ちの方がもっと大事です。

これを知っておくだけで、トレーニングの流れがスムーズになると思います。

セルフコンディショニングがわかりやすい

本書は、

第1章 コアトレーニング
第2章 ストレッチ
第3章 筋弛緩法
第4章 セルフモビライゼーション

という流れで進んでいきます。それぞれの項目では写真付きでポイントをわかりやすく解説してくれています。レベルごとに分けられているので、少しずつステップアップしてトレーニングを進められるところもポイントが高いですね。


例えばドローインの項目を見てみると、行う姿勢が

仰向け→四つん這い→膝立ち→立位

と徐々に負荷がかかるようになっています。もしできないポイントがあったら、どこでミスがあったのかがわかりやすく、一個前に戻って確認をしてから再度チャレンジすることで体が修正しやすくなります。

ミスが起きた時にどこでミスが起きているかを自分で知ることもセルフコンディショニングでは大切な要素。

感覚は自然に研ぎ澄まされるのではなく、訓練することで徐々に養われていくものだなということを実感できるのではないでしょうか。

心を刺激する原監督のコラム

チャプターとチャプターの間には、原晋監督のコラムが掲載されています。このコラムが非常にタメになるのです。どんなことが載っているかというと、

環境の作り方
目標設定
調整方法

タイトルだけ書いてしまうとありきたりな感じになってしまいますが、原監督がどのようにして結果を残してきたかがわかります。

陸上やスポーツに限らず、何かしらのチームや運営に携わっている方にはとても参考になると思います。

わかりやすいDVD付き

動きがあるものですと、写真だけでは意外とわかりづらいものです。どれくらいのスピードで、どこまで上げていけばいいのか。

実際に青学の選手がモデルとなって、わかりやすく解説してくれています。このDVDだけでも価値はあります。

情報満載の青トレ。体幹トレーニング、ファンクショナルトレーニング、ヨガなど、スポーツに勧められているトレーニングはたくさんあります。

それぞれの良さを単体でわかっていても、実際に結果に結び付けられるようになるにはどのように組み合わせていくかが大切になってきます。

トレーニングの点と点を線で結ぶ。この本はまさにそんなイメージではないでしょうか。

 
1e76a4299b84907d007589743d6c6352_s

ABOUTこの記事をかいた人

東京都府中市にあるコンディショニングサロンめんてなの運営、アメフトや野球チームでのトレーナー活動を行っています。このブログを通じて、ケガを予防するためのセルフコンディショニングの方法がもっと一般的になればと思っています。