知っておきたいテーピングの基礎知識!4つの役割とテープの選び方

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テーピングは安心してスポーツに取り組むために、非常に有効なツールの一つです。テーピングに頼り過ぎると筋力やバランス感覚が向上しませんが、アスリハと並行して用いることで抜群の効果を発揮します。

テーピングの役割

関節の固定

足首の捻挫・膝の靭帯損傷・肩の脱臼などはスポーツでよく起きるケガと言えます。関節がゆるくなるとケガの再発をするリスクが高まるので、関節の可動域を制限することでケガの再発を予防します。

筋肉の動きをサポート

ふくらはぎや足の裏をつったり、ハムストリングス(太ももの裏)などの筋肉系のケガもスポーツ中によく起きるケガの一つ。筋肉に沿ったテーピングを施すことで、筋肉の活動性を助けてケガのリスクを減らします。

正しい関節運動への誘導

膝や腰を痛めた原因が膝周りや股関節などのねじれや歪みにあった場合、その歪みを正すテープをすることで痛みを軽減できることがあります。まっすぐ力を伝えるようにテーピングで誘導してあげるので、力の伝達のロスもなくなりケガのリスクを減らすだけでなくパフォーマンス向上にもつながります。

精神的な安心感

例えば、お腹が痛いときに自然に手がお腹に伸びてしまうという経験はあると思いますが、これは人間の感覚信号の中で痛覚よりも触覚の方が早く脳に伝わるため。痛みや不安があるところに何かが触っているだけで安心感が生まれます。

テープの種類

テーピングは簡単に分けて5種類あり、それぞれに特徴が異なります。目的や使用部位によってテープを使い分けますので、特徴を把握して最適なテーピングを施せるように心がけましょう。

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ホワイトテープ

○非伸縮性
○固定力があり足首や手首など小さな関節の固定に効果的

伸縮テープ(ハードタイプ)

○伸縮性
○膝など動きを限定しつつ固定したいというときに有効

伸縮テープ(ソフトタイプ)

○伸縮性
○テープのアンカー部分やカバーとして使うことでテープの強度を補強する

アンダーラップ

○直接テープを肌に巻くと皮膚がはがれるので、皮膚の保護として用いる

キネシオテープ

○伸縮性・直貼り
○肌に直接貼ることで筋肉の補助や関節の優しい固定をすることができる

もちろん単独で使うだけでなく複合的に組み合わせて使ったり、段階的に強度を下げていくこともありますが、基礎の部分をしっかりと理解しておけば十分対応できるようになります。

テーピング使用上の注意点

皮膚に密着させる

テーピングは関節を固定するにしても筋肉の動きを補助するにしても皮膚との密着感がとても大切になります。そのためにも、身体の形状を理解して皮膚(面)に対して垂直に巻ける(貼れる)ように練習していきましょう。

また、特に男性は毛が邪魔してしまうことも多々あるので、テーピングを貼る部位だけでも毛を剃るようにすることもテーピングをしてもらう側の役目です。

関節を固定する

特に関節を固定するテーピングに関しては、貼っている最中に動いてしまうと緩みの原因になってしまいます。巻かれる方はダラッとせずにその姿勢をキープするように心がけてください。

また、力が抜けた状態で固定すると地面についたときに皮膚がテープに食い込んでしまうので、力を入れて自分自身で固定した状態でテープをするようにしましょう(これは関節を固定するとき)。

テーピングをする前に準備運動をする

テーピングをする部位をあらかじめて動かしておくと、関節内の血液循環が活発になるので痛みも出にくくなります。

例えば足首にテーピングをする前に、簡単な足首の運動やカーフレイズ(つま先立ち)などを行っておくとケガのリスクがさらに減ります。

最後に

痛みがあってもどうしても試合に出ないといけない(出たい)とき、過去のケガが不安だからテーピングから離れられないということもあると思います。ただ、テーピングに頼りすぎると関節まわりの感覚センサーや筋力が低下してしまうというのも事実。

時間があるときには補強運動も行いながら、どうしようもないときはテーピングを使うというようにうまくテープと付き合えるといいなと願っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

東京都府中市にあるコンディショニングサロンめんてなの運営、アメフトや野球チームでのトレーナー活動を行っています。このブログを通じて、ケガを予防するためのセルフコンディショニングの方法がもっと一般的になればと思っています。